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地之章発売!
キャラクターソング「地之章」発売おめでとう!
今回は発売日に届きました。
ジャケット裏面の五年前の二人が素晴らしくシリアス!
そりゃ五年前って言ったら縁さんは十八歳で件の御前試合ドンピシャ、実彰さんは二十歳の人斬り時代だから明るくなりようがないよな……。見た目は今とほぼ変わらないぶん、纏った雰囲気の違いが顕著。
実彰さんの鋭い目つきに荒魂の気配を感じました。これが人斬りの目か。
荒魂後の実彰さんは、香夜から離れたらあっという間に過去に呑まれてしまいそうな気がする。
どのみち江戸を守るために剣を取らざるを得なかった中、「この人のためなら」と思える存在が傍にいたことは幸せだったんじゃないかな。満足そうに微笑んで消えていった奇魂も印象的。
一方、曲の方は全体的に幸魂っぽいイメージでした。
実彰さんらしい静かな曲調のバラードで、歌詞も前向き。最後に台詞が入ったのはびっくりしたw
散りばめられたフレーズも幸魂を彷彿とさせるものだったので、九十九丸同様、一つの結末を前提にしたものと考えてよさそう。実彰さんの幸魂は物語として綺麗に纏まってたので納得です。
ところで「りべらりだあて」ってなんだろう?お祈り? 気になる。
縁さんはジャケ裏の苦しげな表情がもうね……!
謹厳実直と評判だった青年がこの後どのようにして転げ落ちていったのか、過程を見たいような、見たくないような。
肝心の曲については、サンプル部分で「最期」って言ってたし、開発日記の解説もそれを裏付けるような書き方だったので、これは完全に荒魂だ!と確信してました。
タイトルからは幸魂を連想してたんだけど、縁さんの荒魂すごく良かったからね!
根は真面目とはいえ、君ルートだとちゃらんぽらんさが際立つ縁さんなので、切ない想いを歌うなら剣ルートしかありえないよね。うん、わかるわかる!よし来い泣いてやろう!って思ってました。ごめん先走りすぎた。
二番幸魂じゃないですかー!!
まさかの一番荒魂二番幸魂構成に動揺が隠せない。縁さん、おま、おま……ずるいっ!!!
曲と同時進行で歌詞カード読んでたので、二番の衝撃は半端じゃなかったです。
捨てる勇気、捨てる勇気ね……! その前のフレーズといい、聴いてると無性に愛しさが募る。
繰り返されるサビも一途で我儘な縁さんらしくて好きです。香夜への強い愛情を感じた。歌い方も凄く好み。
自分が納得できる道を歩んで欲しい、自分のために生きて欲しいというのが縁編の香夜の願いだったから、一度だけ「僕」に変わるのも憎い演出だと思った。それが幸魂にあたる二番だというのがまたいいね!
(それともあれは香夜について歌ってたのか? それはそれでいいけど!)
縁さんの幸魂好きだったので、こうして歌にして貰えてすごく嬉しいです。
それも荒魂と対等扱いで二重に嬉しい。
縁さんの荒魂と幸魂はどうしても剣の道を貫いた前者が評価されがちで、それはすごく理解できるしその通りだと思うのだけど、相対して剣を捨てた幸魂が食われがちなのはやっぱり残念でした。
確かに命を賭して本懐を遂げるのはかっこいい、自分も荒魂は好きだ!あの縁さんはかっこいい!
でも、遂げるのと同じくらい、抱えていたものを捨てるのも難しいんじゃないかな。
使いこなせないのを知った上でずるずると持ち続けてきた剣を「手放した」、逃げるのではなく「捨てた」、というのが君ルートの肝だと思っています。特に幸魂は遠く離れた土地で全く別の生活を始めるわけだから、剣への執着から完全に決別したと言える。それがラストの縁さんの晴れやかさに表れている気がします。
テーマ的にも縁さんの荒魂と幸魂は等価であって欲しかったので、今回のキャラソンは大満足でした。
逆に一番も含めて幸魂として読めるかも?と思ったけど、こっちはそのまま荒魂の方がいいな。
剣も君もどっちも尊いよ!
人の生き方に正解・不正解があるとしたら、それを決められるのは本人だけだと信じたいです。