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九周目感想公開

●九周目のプレイ感想を公開しました。

九周目のお相手は縁さんです。
君ルートは全編通して「も~しょうがないな~縁さんは~」とへらへら笑っていたような気がする。
最初が荒魂だったからね……元気にしていてくれるだけでも嬉しいってものだよね……。
ちょっと元気すぎて香夜に同情する瞬間が何度かありましたが、幸魂ではうまく纏まってよかった。
和魂の呑んだくれっぷりにはさすがに頭叩きたくなったが、次の奇魂で何も言えなくなってしまった。
いいよもうちゃらんぽらんでも幸せそうにしててくれれば!

縁さんは剣が君の侍たちの中で最も「迷い」を多く持つ人だと思う。
彼の身の振り方が結末によって大きく変わるのも、その「迷い」の行方と直結しているんだろうな。
剣に生き剣に死ぬことを決意し、使命を完遂して果てるのか、及ばず絶望し今の自分を失うのか。剣を捨てて新たな生き方を模索し、身近な人々を守る仕事に就くのか、命を生み育てる日々を尊ぶのか。
どれも香夜との関わりを通して縁さん自身が導き出した結末なので、それぞれ尊重してあげたい。

面白いのは、剣の道を捨てる君ルートでは使命は大禍なく完遂できていることか。
どちらにせよオチをつけなければいけないというゲーム的な事情はさておき、その先の生き方に目を移したことで、剣ルートではゴールであったその場所がただの通過点に変じた影響かなと思います。
どちらにせよ、先に進むためにもまずは越えなくてはいけない場所だっただろうけど。
左京さんの仇討ちとも似てるのかな。

縁さんは他ルートでの出番にも比較的恵まれてる印象です。
君ルートだけ念頭に浮かべてると、むしろ他ルートの方が真面目に仕事してるように見える不思議。
素性を思わせる発言も随所にあって、縁さん自身は確かにその辺どうでもいいんだろうな……と納得した。
鈴懸奇魂で侍が「縁様」呼びしてたあたりが最後の良心かw
前章の明るさの大部分を担当してくれた人でもあるので、奇魂でもいつか幸せになってほしい。

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