十二周目 後章〜奇魂ED

後章から再開。
再会時の和やかな雰囲気に癒やされる。やっぱり九十九丸といえばこうだよね。
九十九丸が剣聖大典太について手紙でどのように答えたのか見てみたかった。
ハプニング未遂イベントの九十九丸の黒の浴衣姿好きだなあ。後ろ髪はいつもより低い位置でまとめてるのか。
にしても、選択肢で奇魂と睨んだものがことごとく幸魂だ。荒魂は判りやすいんだが。
あなたは剣が好きで、剣に真っ直ぐな人よ。そんな人が侍じゃないのなら、一体誰をそう呼ぶと言うの?
香夜おおお! その後もいい。ここは荒魂選択肢の台詞も好きだったな。
剣ルートへ。
孔魔壇の儀式の後始末は剣でも君でも描かれなかったが、山狩りするなら遠からず縁さんの陣営が辿り着くだろう。
もし扉が開いたままだとすると、香夜がいない(≠神降ろしをできない)状態の縁さんがどこまでやれるか……。
荒魂の妖怪大激戦や、和魂の蓮台野での出来事によって扉が閉じていればいいのだが。
七重死亡後の鼓の独白は君ルートでは省かれていたな。哀しいけど印象的な場面だ。

納屋の場面で、梯子に足をかけてる香夜を見た九十九丸の「お嬢さん!?」の言い方が可愛い。
ここぞという場面で敬語を取っ払ったり戻したりする九十九丸の手腕に翻弄されます。
完全に無意識だと確信できるところがたち悪い!

御前試合はまだ続いている。……今はまだ、帰る訳にいかないんです。
ここで、試合のために残ることを選んだのが剣ルート、身体のために帰ることを選んだのが君ルートというのは分岐点として分かりやすい。
出場したい気持ちを抑えてせっかく帰ったのに、(傍から見て)荒魂より酷い結末になったのは皮肉だな。
左京さんは君ルートでは全て順調にいったというのに……
まぁ左京さんはそのぶん剣ルートが両方とも悲しかったけど、螢さんと鈴懸は今思うとかなり恵まれているのではw

試合に行こうとする九十九丸を止める場面は辛いなあ。
状況を考えれば香夜の方が正しいと感じるだけに、頑なな九十九丸に焦りを覚える。
……きっとこういう人間が、最後にはすべてを失うんだ。
第五話ラストのこの言葉が重い。

相手が好きだと気づいた後の香夜の逞しさに救われます。
自分自身の気持ちが何処にあるのか、この先どうするべきなのか、いつも真摯に考えている彼女が好き。
そこを蔑ろにしては、他者の助けになることもままならないよね。
御前試合へ向かっても。……霊場巡りの旅に発っても。きっと帰ってくるって信じて、私は待ってる。
必ず戻るから、信じて待っていてくれって。
これが叶わなくなる結末は見たくないなあ……。

畑の奇魂選択肢がすごくよかった。
怖さや苦しさは変わらずそこにあるけど、包み込むような愛を感じる。

斬鉄との準決勝戦。
九十九丸編の斬鉄の悪辣さは全ルートの中でも一際目立つな。特に間の悪さにかけては一番だと思う。
左京編はあれで剣も君も綺麗に散った方じゃなかろうか。
この凄惨な状況に飛び込んでいく三厳さんが輝いて見える!
三途の川に佇む九十九丸。
む、荒魂と分岐したっぽい。あっちでは九十九丸視点になる前に三厳さんと斬鉄の戦いがあったはずだ。

マレビト九十九丸きたー!
見た目は九十九丸だけど、語る内容や表情の作り方はやっぱり違うな。さらっと雑魚呼ばわりされる斬鉄w
こうして見比べると、和魂の九十九丸はやはり彼自身だと思える。

うわああ、マレビトが抉る抉る……! 言っちゃうかー、それ言っちゃうかー。
これについては実彰さんの覚悟が素晴らしかったな。あまりにも思い切りが良すぎて、香夜の抱えた未練とは対照的だった。
一方、本編中も香夜と離れがたくて迷っていた九十九丸にこの選択はきつい。
本編や和魂を見ても、香夜への想いはかなり熱い方だからなあ、九十九丸……。
実彰さんが冷たいというのではなく、性格や生き方の違いとして。
俺は……。お嬢さんと、離れたくない……っ!
あああああ、九十九丸……! 喜ぶべきか止めるべきか分からないよ九十九丸!
ここで香夜の幸せを願って離れる展開は和魂でやっちゃってるからなあ。どうなる、どうなるんだ奇魂……!

ぎゃー、受け入れちゃった! 受け入れちゃったよ九十九丸!
どうしよう! ここから何が起こるっていうんだ、怖い!

場面は御前試合の会場へ。あっ これ、斬鉄死んだな。(確信)
血塗れで笑いながら佇む九十九丸の描写に心底薄ら寒くなったところでエンドロールへ。
え、ええと…… 香夜ぉー! 逃げ……たらまずいか!? まずいな!?
どうか、どうか無事でありますように!!
試合が終わって帰ってきた九十九丸。
一見普通そうにしてるけど、香夜の胸には正体のしれない不安が渦巻いているようだ。
剣取りは出来なかったみたいだがそりゃそうだよな……。決勝戦は中止になったのかなあ。

月の光がマレビトの力を抑える、ということだったはずだけど、マレビトを受け入れたはずの九十九丸にも月の光は心地よく感じられるのか。 確かに、イメージ的にはむしろ月の光で力が増すって言われた方が納得いくかも。
それだと村正と被るせいかと思ってたんだが、本当は少し違うのだろうか。
抑えるのではなく、マレビトの気性を癒やし、鎮静させる効果がある……とか?
確か天海さんが、月の光を浴びているはずなのに気配が大きい、まるで怒っているようだ、とか言ってたよね。

茶屋にて。
衆目の中であれだけ派手に立ちまわり、無残な骸を晒したのだから、噂が広まらないわけがない。
性格はそのまんまなんだけどなあ。マレビトとしての性質が人を恐怖させるのか。
九十九丸自身はいつも通りに振舞っているだけに違和感がひどい。君の目には周囲がどう見えているんだ……。

マレビトの力を使いこなすための旅に出る九十九丸。
CGの構図がうまいな。
姿形はそのままで、内面にも和魂のような明確な変化はないように見えるのに、滲み出るような妖しさがある。
そのことに不安を感じながらも、待つことを約束してくれた香夜が救い……かな。
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十二周目 奇魂まとめ

奇魂EDクリア。
変化の理由がはっきりしていたおかげで和魂ほどの怖さはなかったが、やはり闇を感じさせる結末でした。
九十九丸がこれ以上マレビトに近づいたら、もう人の中で暮らすことは出来ないだろうな。
香夜を江戸から連れ去り、それこそ常夜に至るまで傍に置くのかもしれない。
荒魂と似た場面に全く対照的な内実を持たせた演出に感心しました。面白かった!

しかし、愛別離苦エンド間違いなしと思いきやこれって、相変わらず意外性抜群だな九十九丸。
マレビト化にしても、単に乗っ取られて消滅するだけだと思ってた。
まさか九十九丸が自分の意志でマレビトの力を選ぶとは……。
ああいった場面で恋心を優先するキャラを見たことがあまりなかったので、謎の感動を覚えました。
喜んじゃいけないんだけど喜びたい。しかし深く考えるとやるせない。混沌とした気持ち。
とはいえ、あのまま九十九丸が死を選んだとしても、自責によって香夜が衰弱して和魂再びだった気がしなくもないな。
結局、この二人はどの結末でも結ばれる運命なのかもしれない。

画廊を見に行く。
幸魂でオープンすると思しきCGが四枚もあるのが気になる。他の人は皆二枚だったよね。
そのぶん本編中のCGは少なめだけど、それだけに四枚も使ってどんな話を読ませてくれるのか期待してしまう。
そしてラストCGコメントで闇堕ち再び。1フレーズ聞いただけで「ダメだこれ」と悟ったよ!
しかも自分自身ではよく解ってなさげなとこがまた怖い。いや、少しは解ってるのか?
少なくとも、マレビトの力を拒んでいた頃の正気は既にないよね。
香夜への恋慕のために目指していた剣の道を捨てたと考えると、和魂よりこっちが君ルートに相応しい気もしてしまう。
んー、でも、今まで培った人の剣を捨てて、マレビトの剣の道に進んだとも言えるのか。捉え方次第だな。
和魂と同じように絡ませた右手に香夜への強い想いが見えます。
あんまそういう目で見たことなかったが、剣が君の中で一番ヤンデレに近いのは左京さんじゃなくて九十九丸なのか……?
元々の性格は違うと思うんだが、マレビト化するとどうしてもな……。
差分後の絵も好きです。
香夜なら、戻ってきた九十九丸が人でなくなっていても、傍に居続ける道を選ぶんじゃないかな。
って、そういや九十九丸、口づけCGこれで三枚目じゃないか!
一枚は緊急時だからカウントしないにしても、なんという役得……!
幸魂ルートにもあったらどうしよう。喜ぶしかない。

人物詳細を見る。
よ、よかった、こっちのコメントは正気だった。そのぶん切ないけど、でもよかった。
香夜への想い故に九十九丸は堕ちたんだよね。
それを知ったら、彼女は己を責めるだろうな。それとも少しは嬉しく感じてくれるのだろうか。
九十九丸の正気はあとどのくらい保つのだろう。
完全にマレビトと化したら、香夜のことも忘れてしまうのかな?
和魂を見る限り大丈夫な気もするが、実際マレビト九十九丸は香夜を害そうとしていたからなあ。
同じ堕ちるでも、まだ香夜に拘っている方が安心してしまうのは、二人の恋愛を見てきたプレイヤーの我が儘ですね。
そういやハヤトはどうしたんだろう? 九十九丸がマレビト化しても一緒にいてくれるのかな。

ところでアッサリと首を刎ね飛ばされてしまった斬鉄童子ですが、復讐対象を喪った左京さんの行く末が気になります。
同じヒャッハー惨殺ショーなら左京さんに任せてよかったんだよ九十九丸!
頭を喪った鬼族の残党から九十九丸が狙われないかも気になるところですが、実は既に狙われてて皆殺し済とか言われた方が怖いので考えないようにしよう。
奇魂の九十九丸は香夜以外に対してはどこまで抑えが効いてるのか分からないからな……。
お店であれだけ妙な雰囲気になれば、本来なら狼狽えるか悲しむか、何らかの反応は見せるだろう。
あののほほんとした態度の裏で「このままだとまずいな、まずは力を使いこなすか」とか考えてたのかと思うともう……
左京さんといい九十九丸といい、斬鉄はほんとロクなことしないな!
テンションが落ち着くのを待って荒魂EDを再読しに行く。
情報画面を見て気づいたんだが、奇魂と同じ回数選択してるはずなのに、荒魂だけ数値が微妙に低い。
ルート分岐して最初の選択肢までは同値だったので、それ以降の配分が異なるようだ。
一回につき荒魂が、奇魂が十二、かな。荒魂だけ選択肢が一個多いせいだろう。

御前試合から分岐。
奇魂で九十九丸が意識を失っていた時間は本当に一瞬だったようだ。
そういえば奇魂では儀式のぎの字も出なかったな。縁さんの安否が危ぶまれる……。
まあ、似たような状況で現場にすら辿り着けなかった縁奇魂でも江戸は無事だったんだし、そう心配することもないか。
最初が荒魂だったせいか、縁さんのことは他ルートでも何かと気にしてしまいます。今頃は山狩りしてるのかな。

ほうとう好きらしい九十九丸に親近感を覚える。冬はほうとうだよね!
最初にここの選択肢見た時は抵抗を覚えたが、「マレビトの力があれば」というのはある意味正しかったのだろう。
奇魂で九十九丸が死なずに済んだのも、和魂で再会出来たのも、マレビトの存在あってこそ。
そう思うと、その力を使いこなすことを選んだ奇魂の九十九丸も否定出来ない。
血に酔わぬよう自制さえしてくれれば、マレビト化が進んでも希望はある、のかな。

香夜が駆けつけた際の神威の描写が地味に好きです。
悪態つきまくってても根は優しいんだろうなあ。玄庵先生への尊敬も純粋だしね。
師匠としては鈍感すぎてどうかと思うんだが、きっと技術が素晴らしいんだろうな。個人的な恩もあるのかもしれない。

荒魂と奇魂を分けたのはそれぞれの四魂の性質かな。
荒魂は荒々しい力を意味するから妖怪が、奇魂は神秘を意味するからマレビトが現れた。そう考えるとしっくりくる。

香夜の呼びかけを受けて戦う気力を取り戻した九十九丸が頼もしい。
あの抜刀姿勢での笑顔にわくわくします。克己の笑みだ。
マレビト化した九十九丸も蠱惑的で好きだけど、どっちか選べって言われたらやっぱりこっち!

縁側での別れ。
そういえば、荒魂の九十九丸は「キミのいるこの場所に、俺は必ず帰る」と言っているけど、奇魂の九十九丸は「いつか必ず、迎えに来るよ」なんだよね。
香夜の家を故郷だと考えているなら「迎えに来るよ」はおかしい。
奇魂の九十九丸は、既に人の中で暮らしていくつもりはないのかもしれない。

荒魂の切なく温かい別れは見るたびに目許が潤みます。
剣がキミ」のあたりが特に秀逸。名場面だなあ。
次の春になったら……またここで働きたいな。キミと旦那さんが働くこの店で、俺も一緒に。
その未来をプレイヤーも見たいよ!

しかし、剣ルートのエンドロール見てると和魂にはやはりこれが相応しかったんじゃ?と思わなくもない。
蓮台野のあの場面の後にこれ見てたら絶対泣いてた。

結末のしっとりした終わり方も好きだなあ。手紙の内容が純朴で一途な九十九丸らしくていい。
桜が咲く頃の再会を信じてるぞ、九十九丸!
荒魂でほっとしたところで貸本屋を見に行きます。
九十九丸と鈴懸って近いようで遠い印象がある。というか鈴懸が特異なのか。
や、やはり、この馬はしゃべれる馬だったのか……」で吹いた。
夢の中とはいえ、こんな感じに聞こえるのかー!と感心。白雪の口調めっちゃかわいい。これは女の子!
術の存在する世界だし、実際に鈴懸が馬と会話しだしても九十九丸はこうして受け入れそうだな。
九十九丸自身も自覚はないとはいえ、大概な身の上だしね。
九十九丸ならいっそ木霊や動物の声が聞こえても不思議じゃないような……と思ったけど、狩りとかしてるし、わりと煩悩持ちな青年だから駄目かw まだ実彰さんの方が可能性ありそう。
花嫁道中の時点で姫に幾らかの好意を持っているらしい九十九丸にほのぼのしました。

よし、幸魂いくぞ!
これが終わればフルコンプだと思うと寂しいが、まだCDの後日談も残ってるし、何よりVita版が待っている!
江戸で香夜と幸せに暮らす結末を見せてくれ! 頼むぞ九十九丸!
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十二周目 後章〜幸魂ED

後章から再開。
田一とお松ちゃんも幸魂で再登場するといいな。師匠も今回は無事でいて欲しい。
そういえば、辞書は和魂の時点で全て埋まっていたようだ。
こうして見ると色々あったな。鬼丸国綱の項目が分かれてるのが何度見てもニクい。同語で複数あるのこれだけだぞ!

今を生きたいように生きる」の幸魂選択肢での香夜の心情に目を惹かれる。
彼女は生業上、周りのことや将来のことを考えすぎてしまう方だから、九十九丸の単純明快な生き方に憧れる気持ちがあるのかもしれない。

実彰さんの出番は結局雨降りシーンだけなのか。
香夜と絡まないこと自体は珍しくないけど、九十九丸にすら会わずに日常の一端見せて出番終了とは、ぼっちにも程がある!
鈴懸編や螢編ではいいとこ取りしてるからいいけどさw

鈴懸戦の覚醒シーンは通過するたびに早送りを解除して見入ってしまう。
画集にカットイン集もあるといいな。
ありがたいことに、帰れる家もありますし……。
店先のイベント後のこの一言は剣ルートでは無かった。

旅の空での甘酸っぱいやり取りにうわーっとなる。
特に、隠し事についての選択肢はどれ選んでも美味しいなあ!
実際に「姫」「殿」なんて呼び始めたら、お互い数刻も経たないうちに音を上げそうだw
中でも幸魂選択肢の糖度が限界突破してます。
皺だらけになるまで一緒にいること確定なのか九十九丸よ!
香夜が自分以外の男に嫁入りするなんて考えてもいないんだろうな。
香夜もそうだろうけど、九十九丸の方がもっと考えてなさそう。読んでるとひたすら恥ずかしい。
体の成長を奪われている状態でこの台詞というのも考えさせられる。

師匠との顔合わせ場面の選択肢もいいな。
これ以上、九十九丸を混乱させるのは忍びない]って!
男女の仲です」を選んだ時の天地がひっくり返ったかのような動揺ぶりにニヤニヤした。
九十九丸の喉がやばい。そしてマイペースな師匠。
っていうか、何が違うのか言ってみろ九十九丸! 完全にそうじゃないか!

九十九丸の両親の離縁の経緯が気になるけど、語られることはなさそうだ。
父親が剣の道に悩んでいたことが関係してそうだが。
……結局、帰る場所はどこにもないんだな。
九十九丸……。

出来るだけ傍にいます」を選んだ時のお師匠様の優しさにじーんとした。
でも選ぶなら一番上だな。香夜の笑顔に救われる。
幸魂ルートへ。
わああああ九十九丸! いきなり窮地だ!
和魂の冒頭の別バージョンか。これも孔魔壇の儀式の影響なのか?
って、ええ!? 香夜も連れて行こうとしてる!?
カットインの笑みが怖い。しかもそのまま蓮台野に直行された!
清らかなあなたは、忠長の命の代償としてマレビト様の妻になるのだ。
ああ、やっぱりこの場合の生贄=妻なのか。
ここで言うマレビトは薙刀の方かな? あれの妻なんて香夜が不幸になる未来しか見えないぞ!
師匠が助けに来るかと思いきや、そのままあっけなく常夜に連れ去られてしまった。香夜ー!

あ、あれ? 待ってたのはマレビト九十九丸……ってことは、薙刀じゃなくてこっちなのかもしかして!
マレビトに言われるまま三途の川を渡りだす九十九丸に縋りつく香夜。
ここでCG一枚目きた! 必死な香夜と虚ろな表情の九十九丸の対比が痛々しい。
九十九丸にとって、川の温度は冷たく感じるのか。一度死んでいるから、もうずっと冷たいままなのかな。

マレビト(九十九丸)と香夜が面と向かって会話しているとなんだかワクワクしてしまう。
履歴ではマレビト(九十九丸)も同じ九十九丸として扱われているようだ。
そいつの役目は終わった」って、生贄運搬して人生終了ってあんまりだよ!

マレビト九十九丸=マレビトから与えられた命を持った九十九丸、か。
九十九丸に命を与えた常夜の神としてのマレビトと、今の九十九丸の姿をしたマレビトはイコールで結ばれる存在ではないようだ。「マレビト」としての性質は同じっぽいけど…… 奇魂の九十九丸が完全にマレビト化して常夜に渡ったら、マレビト(薙刀)とも変わらない存在になるのかな。

うーん……もしかしてマレビト(九十九丸)も香夜のことが好きなのか?
花嫁にして永遠に傍に置くつもりなのだから、好意らしきものはあるのだろうけど、幸せになれる気はしないな。
代役とか言ってるし、もし生贄の条件満たしてたらお前七重さん娶ったんちゃうの?と思ってしまうんだが……あれ、でも体がないからそれは無理なのか。九十九丸が常夜に来たら別々になれるってだけで、本来は現世で一つだったよね。
それとも生贄の娘はマレビト全体に嫁ぐことが決まってるだけで、実際誰の花嫁になるかはまた別、今はたまたまマレビト九十九丸が立候補してる状態とかなんだろうか。わからん……わからんぞマレビト社会……。

現世の九十九丸を庇い、薙刀を握ってマレビト(九十九丸)と対峙する香夜。
九十九丸じゃないと確信しながらも、彼の優しい声に怯んでしまう描写にときめく。
このまま九十九丸が目覚めて最終決戦に突入するのか? と思いきや、予想を超えた展開に目が釘付けになった。
そこでそっちに舵を切るのか……! すごいな剣が君! しかも切られてみればそっちの方がいいという。
ここまで来るとマレビトとしての九十九丸にも思い入れがあるので、テンションの上がり具合が半端ない。
なんかもう、結婚したあと旦那の実家で暮らすか嫁の実家で暮らすかで言い争ってる夫婦みたいだと思ったらそうとしか見えなくなってきました。「俺の家で暮らそう!」「いいえ私の家で!みんな待ってる!こっちにもあなたの居場所はあるわ!」「黙れたぶらかすな死ね!」 なんなんだこれはw
君ルートで急激にマレビトの支配が強まったのって、九十九丸が住職の話を聞いた影響もあったのかな。
現世に居場所がない、香夜の傍にも居られないと彼自身が思ってしまったのが直接の原因なのかもしれない。
それにしても香夜に斬りかかるなんてひどいよ九十九丸(マレビト)!
ここで香夜の身体が死んでも常夜に連れてくぶんには支障ないんだろうけど、力尽くすぎる。

目覚めた九十九丸(現世)VS九十九丸(マレビト)。
荒魂でも見せた不敵な笑みに「行くものか。お嬢さんが、いるというのに。」の一言がたまらん!
九十九丸(現世)のこの険しい顔初めて見たかも。他キャラにも、土壇場にしかアップで見せない表情があるよね。
血塗れ姿も似合うなあ、マレビト九十九丸。なんという泥沼の戦い。
目覚めて戦いだしたからって状況が好転するとは限らないのがまた九十九丸らしいです。無茶しすぎだ!

このままじゃ自殺コースってところで香夜が突破口を発見。
追いすがるマレビトの怒声に、同じ九十九丸にも関わらず体の主導権を握れない彼の悲哀も想像してしまって切ない。
ここで手を離しても香夜は幸せにはなれないんだよ、九十九丸!
毎度諦めの早すぎる九十九丸にヒヤヒヤしつつ読み進める。頑張れ!根性見せるんだ!

蓮台野で目覚めた香夜と、九十九丸の思い出。
こういう演出は分かってても泣くのでやめてほしい。(真顔)
やっぱり私、九十九丸がいないだなんて耐えられないよ……
香夜はどの相手に対しても愛情深いけど、特に九十九丸に対しては後追いを全く厭わないな。
九十九丸が死んだ時点で香夜の死と常夜での再会が確定しちゃうんだから愛別離苦とか言ってる暇もない!

青空の蓮台野綺麗だなあ。孔魔壇はあんなに怪しげなのに、場所によって違うものだ。
ハヤトに先導されて九十九丸の元へ。
おおお、二十歳九十九丸だ! 目の色も普通だ!
目がマレビトの色じゃないとこんなに印象が違うのか。表情も九十九丸らしいものになってるよね?
生きたいと……そう願った俺に、マレビトは命を還してくれた。
香夜を想い生きたいと願う九十九丸の叫びが、マレビトの心をも動かしたってことか。
九十九丸の命と体を手放した彼は何者になったのだろう。常夜からも消えてしまったのかな。
この後の二人のやり取りが良すぎてロクに感想も書けないよ!
CGの九十九丸の血色がいつもよりずっと良くて泣ける。っていうか口付けCG四枚目……!やりおる……!
香夜のお色直しきたー!
まとめ髪可愛い……! 襟が九十九丸カラーだ。
そういえば、たすきを掛けた姿は初めて見たな。手ぬぐいといい、茶屋の若奥さんらしい素朴な装いに生活感を感じる。
お店のお客さんが二人を暖かく見守ってくれててホッとしました。これぞ和魂!(幸魂です)
っていうか若旦那可愛いな! 味見しすぎて味がわからんってお前w
若旦那の格好もいいなあ。頭身高くてスタイル抜群なので、シュッとした仕事着が似合う。左手も治ったんだな。
一方ではマレビトとして妖しい色気を放っていたというのに、こっちの九十九丸はおたまと味見皿がハマり過ぎてて面白い。
CGの差分の細かさに気合を感じます。若旦那のころころ変わる表情がたまらん。
いつもの九十九丸→可愛い、二十歳九十九丸→格好いいという認識だったが、変わったのは外見だけだものな。
純朴で真っ直ぐな九十九丸と、優しくしっかり者の香夜。お似合いの夫婦だ。
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十二周目 幸魂まとめ

幸魂EDクリア! これでフルコンプ!
CG四枚使うだけあって怒涛の展開でした。超満足した!
九十九丸九十九丸書きすぎて、危うく九の字がゲシュタルト崩壊起こすところだった。
途中かなり危なかったけど、諦めずによく頑張ったよ九十九丸!
香夜の立ち回りもよかった。九十九丸がギリギリまで自失状態だったぶん、彼女の愛と逞しさが際立ちました。
知りたかったことの答えもだいたい得られたし、思い残すことはない!

画廊を見に行く。
一気にオープンしたなあ。どれも美麗で見応え抜群だ。
蓮台野のCGのコメントが好きです。よかったね九十九丸……!もう冬場に外で寝たり拾い食いしたりするなよ!
味見してる香夜美人だなあ。いつもの髪を下ろした姿も悪くないけど、前章のイメージが根強いからか、まとめ髪の方がより好きだ。特に項がたまらん。とはいえ風にふわふわたなびいてる姿も魅力的だし、ううん悩む。
剣が君のイラストは女性キャラも首がしっかりしてて嬉しいです。
折れそうなくらい細い首だと逆に色気を感じないんだけど、香夜はばっちり!
手足の形と塗りもリアルなので、仕草の一つ一つに心が動く。
爪や唇の色は違和感なく表現するのが難しいせいか、省略されることが多々あるのだが、剣が君ではどっちもきちんと塗ってくれていて嬉しいなあ。ほんと理想的だ。

ラストCGのコメントも幸せいっぱいで何よりでした。
でもおまけCGはピンか……と落胆しかけたのも束の間、二十歳九十九丸+黒浴衣の組み合わせに盛大に吹いた。
それ十五歳時の体型に合わせたやつだろう!明らかに短いぞ!足が、足が見えてる!
香夜の家の縁側だよね、ここ。左腕も治ってるし、幸魂ED後で間違いない。時期と場所が特定できるのはポイント高い!
胸元の傷も薄くなったんだな。健康的な肌色に、萌える以前にホッとしてしまう。よかったね、よかったね九十九丸……。
急に成長した九十九丸に対する周囲の反応も知りたかったな。螢さんと縁さんの唖然とした顔が目に浮かぶ。

一頁目にはいつもと塗り方の異なるコンプリートCGが追加されてました。
角出ししてる螢さんの横に左京さんってやばい配置じゃないかw
九十九丸と左京さんと実彰さんの服装は見たことあるな。他3人の格好も実際に寛ぐ時のものかな。
コメントはなんか色々と凄かったんだが、せっかくのコンプリートなので詳しい感想は割愛。みんな大好きだ!

人物詳細を覗く。
「嫌いなもの」のコメントが九十九丸らしい。
「この結末について」はもう「よかった」以外の言葉が出てこない。よかったね九十九丸!
「離さない」という一言は和魂でも言ってたけど、声の調子でここまで違うんだな。
最後に聞いた「お慕いしています」がすごくよくて満足しました。ありがとう九十九丸!
大満足でプレイを終えて暫く経ったのだが、未だに九十九丸のことばかり考えてしまう。
荒魂だけ見た六周目の段階ではそこまででもなかったんだけどな。(そこまででもない=螢さんと同率一位)
荒魂の男前な九十九丸も、奇魂の怖い九十九丸も、和魂の妖しい九十九丸も、幸魂の幸せそうな九十九丸もみんな好きだよ!
陰陽ひっくるめて理想のメインヒーローでした。
見た目最年少で、言動も何かと可愛いのに、大人らしい落ち着きと気遣いも兼ね備えてるのが狡い。
そうかと思えば、所々で垣間見える精神の弱さも人間らしくて好きだったな。荒魂や幸魂で香夜なしだと早々に諦めてしまうのも、奇魂で口車に乗せられてしまうのも、和魂であっさり理性飛ばしてしまうのもw みんな九十九丸らしかった。
日常を守るために剣を握る姿が一番しっくりくる人なので、幸魂ED後も腕を磨いて欲しいです。
あと、もしかして香夜のデフォルト名って九十九丸にちなんでる? ぴったりすぎて運命を感じる。

九十九丸だけ香夜と完全な離別EDがなかったのも印象深い。
その煽りを受けてか和魂があんなことになってたが、あれはあれで美味しい。まさに縁結びの賜物。
荒魂でも奇魂でも、九十九丸はちゃんと香夜の元に帰ってくるんだろうな。
霊場巡りによってマレビトを抑え込んだ九十九丸の体質がどうであれ、香夜と離れることだけはないだろう。
マレビトの力を使いこなす方は上より未知数だが、まずかっさらいにくると思う。
結末において、剣ルートが十五歳九十九丸(通常・マレビト化)で、君ルートが二十歳九十九丸(通常・マレビト化)とバランス完璧なのもとても良い。美味しい設定を余すところなく使いこなしていて好感が持てます。
贔屓目抜きに見るのは難しいが、シナリオの完成度は高い方なんじゃないかな? 特に君ルートではぶっちぎりだと思った。
幸魂の再会後のやり取りが何度見ても素晴らしい。末永く幸せになれ!

悪役だったけど、マレビト(九十九丸)も好きでした。
マレビト(薙刀)は縁編や黒羽編の恨みがあるし、和魂でも師匠退場させてたりしていい印象があまりない(九十九丸が「貴様ら」って言ってるし、あれは薙刀の方だよね?)……というかぶっちゃけ薄いんだが、マレビト(九十九丸)はなんとなく許せてしまう。
尊大なわりに不意打ちに弱くて話が通じるところが可愛い。あと薙刀に比べて若さに溢れてる。
……いくらマレビトとしての意識があるとはいえ、経緯を考えるともしや奴は五歳じゃないのか? そりゃ若いわ!
何より、履歴でどちらも「九十九丸」となっているので、マレビト(九十九丸)もやっぱり九十九丸の半分なんだよな。
そうなると、融合が進んでるっぽい奇魂もアリかも……と思える。

……奇魂や和魂、幸魂の会話なんかを考えると、マレビト(九十九丸)も香夜に多少は好意持ってると思うんだが、どうなのかなぁ。夢見すぎ?
和魂冒頭の暴挙も、最初は血肉か生気を喰おうとしてるんだと思ったんだが、もしかして手篭めにしようとしてた?
殺されかけてた割にはその後の九十九丸の反応に違和感があった。まぁここはなんとでも想像できるか。
よく考えてみると、あれも九十九丸(現世)を抑えるのに苦労してたが故の暴挙だったわけだし、マレビトもマレビトで背水の陣だったのだな。そりゃ幸魂で九十九丸が覚醒しかけたら焦るわけだ。そうなっても「どちらも、行かせはせぬぞ!」と足掻いてみたり、香夜に斬られて痛がったり、いちいち人間味があって可愛いマレビト様。
幸魂の印象だと、関わり方によっては、九十九丸の力不足で香夜が死にかけた時に一瞬身体を支配してスパッと助け「疲れるから自分で持ちな(寄生獣)」とか言ってくれるよーな関係も構築できるんじゃないかって気もしました。(諸共に常夜コースが一番可能性高そうなのはさておき)
それにしても、九十九丸のマレビトに比べて妖刀ムラマサの情のないことときたら!
まあ取り憑かれ歴短いからしかたないけど……。
長く連れ添ったからって罪が積み上がるだけで微塵も仲良くなれそうにないしね……。

マレビトにとっての「清らかな娘」の詳しい価値も気になるところです。
使い捨てパワーアップアイテムかと思いきや常夜で永遠に共にとか言い出すし、薙刀と九十九丸でも扱いが違いそうだしでぶっちゃけわからん。まず一夫一妻制なのかどうか、話はそこからだ!
確信もって断言できることが一つあるとしたら、もし七重さんが清らかなままだったら、鼓は自らの手で恋人をマレビトに嫁がせる羽目になったってことか。朝倉様マジ外道!
九十九丸編の二人が常夜で無事再会していることを祈ろう。

ところで、幸魂では結局香夜が花嫁にならなかったから忠長様は復活しなかったんだよね?
場所変えてまで生贄の挿げ替えが効くなんて聞いてないぞマレビト様!
しかも相手のマレビトは儀式で目覚めちゃったマレビトじゃなくてもいいのか!
天下五剣で斬る云々は単なるマレビトへのお目覚めコールで生贄の必須条件じゃないとしても、あまりに臨機応変すぎて、マレビト(九十九丸)が体と香夜(嫁)欲しさに状況を利用しただけなんじゃないかとすら思える。
……いや、実際そうなのか? わからん……。
反魂呪にも色々と種類があって、術師や死人の状態によっても変わるっぽいから、細かい差異はまぁいいけどさw
全て、強大な力を持つマレビトの胸三寸と思えば納得もできる。
禁呪なんて所詮は現世の言い伝えであって、彼らの行動を縛るものではないのだろう。
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あとがき

これにて「剣が君」のプレイ感想もおしまいです。やー面白かった!
この後更にCDやVita版が控えてるかと思うと幸せすぎる。いい時期にハマったかも。
最後の最後に爆発してくれたおかげで九十九丸九十九丸言ってますが、どのキャラも好感持てて大好きです。
香夜含め、みんな善良で一生懸命で応援したくなる。脇を彩るサブキャラたちもそれぞれ魅力的でした。
前章・後章・剣ルート・君ルートと話のボリュームもたっぷりで満足。
四つの結末も、死別含めて彼と香夜との一対一のお話で、とても読み応えがありました。
どの結末も綺麗に纏められているので、Vita版の後日談がどんな形で描かれるのか気になって仕方ない。
2015年の発売をワクワクしながら待ちたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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